棚の処分方法は3つ
使い古した棚をどう処分するか、その処分方法には主に3つあります。
リサイクル業者に買い取ってもらう
リサイクル業者に買い取ってもらう方法はシンプルなやり方で、プロに依頼して査定を受けて買い取りという形が楽に処分できます。使い古した棚という前提があるので、いくらの値がつくかは査定次第ですが、状態に問題がなくてまだまだ使えるなら十分に価格がつく可能性はあるでしょう。
特に、魅力といえる付加価値がある棚で、リサイクル業者が欲しがるようなものなら期待できます。ただし査定は棚の状態に加えて市場のニーズ、つまりお客さんが欲しがるか否かに左右されますから、人気の大小が価格に影響を与えます。大切なのは売れないと決めつけるのではなく、売れる可能性があると信じてとりあえず査定してもらうことです。
ネットオークションやフリマアプリに出品する
これは文字通りオークションやフリマを通して買い手を探す方法です。個人間の取引になりやすいのでトラブルなどのリスクには注意が必要ですが、広く買い手を募ることができるメリットが大きいのも確かです。出品するのは棚なので、梱包に気を使ったり送料を考えて出品を行うことになりますが、ポイントを押さえておけば初めてでも大丈夫です。
写真の撮影や説明文の作成に、問い合わせの対応とやることは多いものの、リサイクル業者でも価格がつかないような棚も出品できるのは魅力です。勿論、傷などを隠して撮影したり、説明に偽りがあるのはNGですが、工夫次第で魅力的に見せたり売れるチャンスを作れるのは間違いないです。
後は誠実な対応で信頼を獲得することができれば、ネットオークションとフリマアプリを問わず、どちらでも売却できる可能性が高まります。
粗大ゴミとして処分する
粗大ゴミとして処分するのは、棚を捨てることを意味するので勿体ないといえば勿体ないですが、買い取りや出品のように売れる売れないを気にしなくても良いのが強みです。粗大ゴミは自治体が回収を行っていますから、大型でも思いの外費用が安く済みますし、手続きと搬出にさえ気をつければ割と楽に実現します。
引取後はゴミとして処分されることになるので、他の方法で売れない場合の最終手段にしたいところですが、いずれにしても費用を抑えて使い古した棚を処分できる有力な選択肢です。粗大ゴミは回収処分業者も引き取っていますから、自治体が引き取っていなかったり、回収を断られるような場合でも、有料で処分できる可能性が残ります。誰にも売れず回収もしてもらえないということは基本的にありえませんし、必ず何らかの方法で処分が行えるものです。
ゴミを捨てるのは比較的簡単な方法でハードルが低いですから、実現の可能性が高いのは粗大ゴミとして処分することでしょう。リサイクル業者に買い取ってもらう、ネットオークションやフリマアプリに出品する、これらもそれぞれ現実的な棚の処分方法です。
お得に処分するには?売りやすい棚の特徴
少しでもお得に棚を処分したいのであれば、売りやすい棚の特徴というものを把握しておくことが大切です。
傷や汚れが少なく、部品のグラつきがないもの
傷や汚れが少なく、部品のグラつきがないものは、状態が良好で実用的なことを意味します。つまり、多くの人が興味を持って購入を検討したり、具体的に設置できるかなど前向きに考える条件を併せ持つ棚だといえます。傷や汚れは気にする人が多いですから、どちらも可能な限り少ないのが望ましいです。使用における傷は仕方がないとしても、汚れは放置するのではなく予め落とせるだけ落としておくのが正解です。
汚れは案外簡単に落ちる場合がありますから、とりあえず乾拭きをしてみて、次に薄めた中性洗剤による水拭きをすると結構に綺麗なります。黒字は傷が目立ちやすく、白地は汚れが目立ちやすい傾向ですから、色に合わせて状態を確認したり改善を図ることをおすすめします。
使いやすいサイズのもの
使いやすいサイズのものは、実用性重視で選ぶ人に対して訴求力を発揮できる棚です。使いやすいと感じるサイズは人それぞれ異なりますが、比較的コンパクトで場所を選びにくい棚が人気を集めます。それからちょっとした隙間に置くことができたり、高さが絶妙で手が届きやすい棚なども売りやすいでしょう。
コンパクトで置き場所を選ばない点を付加価値とすれば、訴求力が生まれて売りやすくなるのは当然です。重要なのは魅力的なポイントを見つけて買い手を引きつける宣伝に用いること、欲しい気持ちにさせたり購入を検討するきっかけを与えることです。傷や汚れが少なく、部品のグラつきがないもので、使いやすいサイズのものとなれば、多くの人にとって誰もが興味を持つ棚となるはずです。
このように少しでも状態が良くて使い勝手が優れていると訴求することが、売れる可能性を高めて売りやすくします。
高級ブランドや人気ブランドの棚
高級ブランドや人気ブランドの棚は、それだけで魅力的に見えることから、欲しがる人が多くて好条件で売りやすいといえるでしょう。高級ブランドの棚は名前とロゴが付加価値になりますし、人気ブランドであれば高級ラインの棚でなくても、十分にお得に売れる可能性を秘めます。
リサイクル業者の査定でも価格が高くついたり、ネットオークションやフリマアプリでも購入希望者が続々と現れる可能性があります。
ブランドは棚の利便性とは別に、魅力的な価値をもたらす要素ですから、好きな人は棚そのものよりもブランドの方に惹かれて購入を検討することになるわけです。
当然ながら棚の状態が良ければ更に相乗的に魅力が増すので、傷や汚れが少なく、部品のグラつきがないものが理想的です。高級ブランドや人気ブランドの棚の場合、使いやすいサイズのものかどうかは二の次ですから、この条件はあまり重視されないです。
新しくてきれいな棚
新しくてきれいな棚は、新品を求める層にとって魅力的な棚ですから、売れないと考えたり買い手がつかない方がおかしいです。新しいということは新品同様や新古品といえますし、傷や汚れ1つなければ新品と同等と評価されるでしょう。こういう状態の良い棚は購入を検討するハードルが低いですし、多くの人達に訴求できるのが強みです。
新品よりも少し価格を下げて売り出せば、あっという間に購入希望者が現れて売却が実現することもあります。そもそも売れにくい要素がないわけですから、余程の不人気商品でもない限りは、いずれ欲しがる人に売却できると思われます。新品を上回る強気の価格を設定したり、売り出し方に問題があれば別でしょうが、新しくてきれいな棚は特に売る工夫をしなくても売れるのが普通です。売る側のハードルの低さでいっても一番売りやすいですから、処分が必要になっても難しく考えずに済みます。
一番安く処分するなら分解して可燃ゴミ!
一番安く処分したいと考えるなら、分解して可燃ゴミに出すのが近道です。
お金をかけずに処分できる
お金をかけずに処分できるのが可燃ゴミの選択肢で、無料で引き取ってもらえるゴミに出すのがポイントだといえるでしょう。細かく分解する必要がありますし、自治体によっては有料の袋の購入が必要になります。手間はかかるもののお金は殆どかけずに済みますから、売れそうにない棚を一番安く処分したい人に朗報です。
分解はドライバーなどでできる部分と、更に工具を揃えて分解を要する部分がありますから、一見簡単そうでも実は慣れないと少し面倒です。一番早く、しかも確実に分解して可燃ゴミに出したいのであれば、ポイントを確認したり必要な工具を揃えることが大切です。
準備が作業効率を大きく左右しますから、勢い任せに分解を始めるのではなく、準備や用意をしてから始めましょう。その方が分解作業に集中できますし、安全かつ安心して棚を可燃ゴミにすることが可能です。
必要な工具
必要な工具は棚の構造や素材によりますが、一般的にはドライバーやノコギリがあれば分解することができます。ドライバーはネジを外すのに必要で、ネジを外しパーツを分解してから更にノコギリで細かくしていく流れです。木製ならノコギリで切断できますし、細かくしようと思えばいくらでも分解して可燃ゴミに出しやすくできます。
ボルトやリベットで固定されている棚は、ドライバーやノコギリとはまた違った工具が必要です。中でもリベットは電動工具がないと作業が進まないので、手元に電動ドリルを用意しておくと便利です。電動ドリルならビット次第でドライバーとしても使えますから、これ1つで2役の活躍をするでしょう。
自治体によって分解する大きさが違うので注意
自治体によって分解する大きさが違うので注意を要します。可燃ゴミと一口にいっても、袋に入る大きさでないと回収してもらえない場合があるので、分解しても袋より大きな状態であれば更なる分解を要します。粉々に粉砕できれば大きさに悩む必要はなくなりますが、現実的には手作業で分解できる大きさに限りがあります。
自治体によって大きさが違うものの、両手のひらに収まるかどうかが1つの目安となるでしょう。片手サイズなら十分に可燃ゴミに出せますし、問題なく回収してもらえる可能性が高いです。両手サイズでも取り扱いやすいのは間違いなく、難なく袋に入るので可燃ゴミに出しやすいです。大きさによって自治体の可燃ゴミに出せないのは盲点ですが、予め確認しておけば、分解が必要なサイズが分かるので安心です。
なるべく複数人で作業すると安心
なるべく複数人で作業すると安心ですから、家族や友人に協力してもらう形で作業を始めましょう。複数人なら作業を協力したり分担も可能ですし、効率良くしかも安全に作業できるので理想的です。例えば1人が棚を押さえながらもう1人が工具を使ったり、単純作業の繰り返しが必要な場合に、分担して作業を早く進められます。
力作業や注意を要する分解を行う際には、複数人がいると複数の目で安全を確認できるのでより安心となります。協力してもらえばお礼が必要になるので、1人で全てやるのに比べて処分のコストはかかるかもしれませんが、労力の軽減や安全に支払うお金と考えれば十分に納得できるはずです。工具に精通している人が1人いると心強いですし、手慣れた手つきで分解してもらえますから、独学で試行錯誤するよりも遥かに楽です。
今後、同様の分解処分をすることになりそうであれば、工具の使い方を覚えて慣れるのも良いですが、どちらにしても工具に詳しい人に教えてもらうのがベストです。分解処分において大事なのは、可燃ゴミに出せるサイズにまで安全に分解することですから、無理なく取り組む為に複数人に協力を仰ぎたいところです。
まとめ
使い古した棚は処分を考えると悩みの種になりそうですが、少なくとも処分方法は3つあって、中には十分に実現できる現実的なものもあります。リサイクル業者は無料で査定してくれますし、価格がつかないものでも手数料がかからずに済みます。ネットオークションやフリマアプリは、多くの個人に向けて商品をアピールしたり、買い手を探せる強力なツールです。
写真を撮ったり説明文を書くなど手間はありますが、少しでも売れる可能性を上げたり高く売りたい場合に適しています。粗大ゴミはある意味で最終手段ですが、自治体などが有料で回収する方法を選べば、使わなくなった邪魔な棚を比較的簡単に処分できます。売却で価格がつくのは傷や汚れなどの使用感が少なく、グラつきがなくて使いやすいサイズです。
高級ブランドや人気ブランドならあっという間に買い手がつきますし、新品同様なら売れない方がおかしいでしょう。一番安く処分するなら分解による可燃ゴミが狙い目で、必要な工具を揃えたり複数人で作業をすれば、安全にお金をかけずに処分できます。自治体によって分解する大きさが異なる点に注意を要しますが、事前に確認しておけば大丈夫です。